骨盤の調整
人間の骨盤は、家に例えたら基礎に当たります。
家でも基礎が傾いたら、家のあちこちに歪が出来でしょう。
人間も同じで、骨盤がズレたら、からだのあちこちが歪だします。
一部の歪(痛み)を正しても基盤となる骨盤がズレたままでは
同じことの繰り返しを起こします。
骨盤を揃えたら、膝痛や腰痛が良くなった、なんてのは
普通にあります。
骨盤の上には上半身が、下には足が付いています。
特に、女性は骨盤がズレ易いです。
女性は、人類の子孫繁栄の為の大事業(出産)をします。
妊娠、出産をされなくても、生理が毎月ある筈です。
もし、出産時に骨盤をズラしたままに生活をしていたら
腰椎、胸椎、頸椎、が歪、腰痛、肩こり、偏頭痛が起こりだします。
頸椎の上には頭がありますが、頭の中には脳があり、脳の中枢にある
自律神経を使いからだをコントロールしています。
自律神経は脳から、頸椎、胸椎、腰椎の中を通して、全身に
枝分かれし、神経伝達により我々に不調を知らせてくれています。
特に、自律神経の始まりである頸椎が歪んだら大変なことに
なりかねません。
脳は、自律神経(交感神経・副交感神経)を使い分け、
我々の健康を維持しています。
俗に、産後の肥立ちが悪いと言うのは骨盤からのズレが、
腰椎、胸椎、頸椎を歪ませ自律神経を狂わせてしまう
事が原因です。
頸椎だけを整えても一時しのぎの対処療法になりかねません。
出産の時、骨盤は開き、出産後、徐々に骨盤は閉じていきますが、
それぞれの生活習慣で正常な位置からズレて閉じて納まると
上記のような症状が現れてきます。
人間も身体は積み木のような物です。身体の中心にある骨盤調整をすることによって、他の部分もはじめて整ってくるのです。